
この記事では、FUJI HAT代表・服部太喜が講演で語った「樹海が教えてくれる、生きるヒント」をまとめています。苔と木が支え合う関係、ネット情報に振り回されないための視点、毒キノコや医療の歴史から見える先人の犠牲、そして太陽の“ありがたさ”に気づく感覚。
──どれも、樹海を歩くガイドとしての一次体験から生まれた言葉です。自然の中で感じたことは、日々のストレスや迷いにもそっと効いてきます。講演の空気感とともに、「本物を感じながら生きるヒント」を受け取ってみてください。
FUJI HAT代表・服部太喜の講演レポート

青木ヶ原樹海を歩いていると、「怖い森だと思っていたけれど、印象が変わりました」という声をよくいただきます。
先日、FUJI HAT代表の服部が、企業講演の中で「森で見つけた、社会を生きるヒント」というテーマでお話ししました。
ここでは、講演でお話しした内容を、できるだけ現場の空気感に近い言葉でまとめています。
樹海は“怖い森”じゃない

樹海は1,200年かけて育った、命の循環の森
噂では「迷いやすい」「コンパスが狂う」など、怖さばかり目立ちます。
でも、実際の樹海は静かで、落ち着いていて、命の循環がよく見える森です。
苔が水を蓄え、
木がその上で根を張り、
倒れた木が土になる──
そのすべてが“支え合い”でできています。
私は講演の中で、「苔と木はお互いを助け合いながら存在している。人も同じように、誰かの支えの上で生きている」という話をしました。
情報があふれる現代

樹海の奥で出会うひかりと氷の静かな世界
自分で“見て、感じたこと”こそが本物
ネットの情報だけでなく、AIの情報も急速に増えています。
正しいものとそうでないものが混ざりやすい時代になり、「何を信じればいいのか」が見えにくくなってきたと感じています。
だからこそ私は、
“自分の体験で感じたものこそが本物”
だと思っています。
樹海を歩いた方が、「イメージと違った」「樹海ってこんなにきれいなんだ」と話してくださるのも、“自ら体験し、感じた”からこそ真実(本物)がわかったのではないかと思います。
先人たちの積み重ねで、今の「普通」はできている

樹海で見かけた印象的なきのこの姿
樹海はそのことをそっと考えさせてくれる
講演では、私からみなさんにこんな問いかけをしました。
「毒キノコは、どうして“毒”とわかったのでしょう?」
答えは、先人たち数多の犠牲や試行錯誤の積み重ねです。
そのおかげで私たちは安全な食生活を送り、医療も発展し、“当たり前に”生活できています。
今の豊かな生活や便利な道具は、人の犠牲や挑戦で成り立っている、という話もしました。
洞窟に入ると急に寒く、暗くなります。
外に出て太陽の光に当たると、その暖かさが身にしみます。
──樹海は、そんな“当たり前が当たり前でなく”、「ありがたさ」をそっと考えさせてくれる場所です。
片足で立つワークも
樹海の木の立ち方を体験してもらいました

講演の途中では、実際に私が行っているワークとして“樹海の木の立ち方”を片足で体験してもらいました。
みなさんに体で感じてもらう時間は、印象に残ったのではないかと思います。
講演の最後は、拍手と温かな雰囲気で締めくくり

講演の終盤には、大勢の参加者の方からご挨拶する機会をいただきました。
写真のとおり、会場はとても落ち着いた、やさしい空気に包まれていました。
1時間の講演を通して、「森は、人の生き方にもつながっている」というメッセージが伝わっていたように感じます。
“本物の樹海”は、歩けばわかる

森の中で揺れる光が虹のような彩りを見せる
ぜひ一度、五感で感じてみてください
講演でもお伝えしましたが、本物は、実際に歩いてみないとわからないものです。
青木ヶ原樹海は、静かで優しく、命がめぐる森です。
自然を感じたい方へ、ぜひ一度歩いてみていただければと思います。
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【事業者情報】

- 事業者名:アウトドア体験 in 富士山麓 FUJI HAT(ふじはっと)
- 代表:服部太喜(はっとり ひろき)
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FUJI HATは、皆様の楽しい体験をサポートします。 青木ヶ原樹海で、あなたの好奇心に出会える日を楽しみにしています。
FUJI HATスタッフは、「一歩一歩、楽しく学ぶ」をモットーに、青木ヶ原樹海の魅力をユーモアと感動を交えてお伝えします。お客様一人ひとりに寄り添い、特別な体験を一緒に作り上げることに全力で取り組んでいます。

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